REACH3(NEJM)
同種造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病と診断され、グルココルチコイド投与に反応しなかった人が次の治療を考える場合、「ジャカビ」治療を選択することで24週時点における奏効率の向上、治療成功生存期間の延長、症状の改善が認められる割合の向上が期待できる。
「ジャカビ」治療を受けた人が、24週目までに10%以上の人が経験したグレード 3 以上の有害事象は、血小板減少(15.2% vs 10.1%)、貧血(12.7% vs 7.6%)であった。サイトメガロウイルス感染症の発生率は同程度であった。
【発表】
2021年7月15日
【試験名】
REACH3(Phase 3)〔NCT03112603〕
【試験参加国】
日本(名古屋第一赤十字病院 、九州大学病院、北海道大学病院、神戸市立医療センター中央市民病院、兵庫医科大学病院、東海大学医学部付属病院、東北大学病院、大阪公立大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、自治医科大学附属病院、都立駒込病院、虎の門病院、慶應義塾大学病院、京都大学医学部附属病院、岡山大学病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、チェコ、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、インド、イスラエル、イタリア、ヨルダン、韓国、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国
【原著】
N Engl J Med. 2021 ;385:228-238. [PubMed: 34260836]
【さらに詳しく】