標準化学療法の治療歴がある再発または転移性上咽頭がんを有する190人が「抗PD-1抗体 トリパリマブ」治療を受けた結果、20.5%の人が治療に奏効し、12.8ヵ月奏効が持続した。
2ライン以上の治療歴がある人では23.9%の人が治療に奏効し、21.5ヵ月奏効が持続した。生存期間は15.1ヵ月であった。PD-L1陽性の人では27.1%が治療に奏効した。
本試験結果に基づいて、2021年2月、中国では「トリパリマブ」単剤療法が「再発または転移性上咽頭がんの三次治療」として承認された。
【発表】
2021年5月1日
【試験名】
POLARIS-02(Phase 2)〔NCT02915432〕
【試験実施国】
中国
【原著】
J Clin Oncol. 2021;39:704-712. [PubMed: 33492986]