嚥下困難を緩和するための食道ステント挿入を考える場合、「放射性ヨウ素125(125I)シード線源装填食道ステント」を選択することで生存期間の期待が期待できる。
主な合併症または副作用は、重度の胸痛(23%)、フィステル形成(8%)、誤嚥性肺炎(15%)、出血(7%)、嚥下障害(28%)。
食道がんによる悪性狭窄に対する食道ステントは一般的に金属ステントが用いられるが、放射線治療前後で留置するとステント関連の合併症が多く発現する。本試験の結果を受け、「放射性ヨウ素125(125I)シード線源装填食道ステント」の国際的な評価が期待されている(矢野友規:医学のあゆみ 2014; 250:910- 914.)。
【発表】
2014年4月14日
【試験】
Phase 3〔NCT01054274〕
【原著】
Lancet Oncol. 2014;15:612-9. [PubMed: 24742740]
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