ORIENT-12(J Thorac Oncol)
EGFR遺伝子変異もALK融合変異もない、扁平上皮がんの人が初めての治療を考える場合、化学療法(シスプラチンまたはカルボプラチン+ゲムシタビン)に「PD-1阻害薬 シンチリマブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
「シンチリマブ+化学療法」治療を受けた人の44.7%が治療に奏効した。「プラセボ+化学療法」治療を受けた人の奏効率は35.4%であった。
「シンチリマブ+化学療法」治療を受けた人の86.6%がグレード3以上の有害事象を経験した。「プラセボ+化学療法」治療を受けた人では83.1%がグレード3以上の有害事象を経験した。
【発表】
2021年5月25日
【試験名】
ORIENT-12(Phase 3)〔NCT03629925〕
【試験実施国】
中国
【原著】
J Thorac Oncol. 2021 ;16:1501-1511. [PubMed: 34048947]