【非転移性前立腺がん:一次治療(10年OS)】「放射線療法+アンドロゲン除去療法+ドセタキセル」vs「放射線療法+アンドロゲン除去療法」

遠隔転移が認められていないが、予後不良リスクを有する人が初めての治療を考える場合、「放射線療法+アンドロゲン除去療法」に「ドセタキセル」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

「放射線療法+アンドロゲン除去療法+ドセタキセル」治療を受けた人では、放射線療法によって誘発される二次がんの発生が有意に少なかった(10年発生率:0.61% vs 4.90%)。

PSA 4ng/mLの人では「ドセタキセル」の上乗せによって前立腺がんによって死亡するリスクの軽減が期待できる。

【発表】

2021年7月1日

【試験】

Phase 3〔NCT00116142〕

【原著】

J Clin Oncol. 2021 Jul 1. [PubMed: 34197181]