ADAURA(J Thorac Oncol)
EGFR遺伝子変異非小細胞肺がんと診断され、手術を受けた人が術後補助療法を考える場合、「化学療法」に「タグリッソ」の上乗せを選択することで、2年後もがん病変がなく生活できる可能性が高まる。「化学療法のみ」を選択した人の無病生存期間は22.1ヵ月であり、「タグリッソ+化学療法」治療を選択した人の無病生存期間(中央値)はまだ未到達であった。
術後補助療法として「タグリッソ単剤」治療を選択した人の2年無病生存率は89%であり、(化学療法による術後補助療法も行わず)経過観察を選択した人の2年無病生存率は58%であった。経過観察を選択した人の無病生存期間は33.1ヵ月であった。「タグリッソ単剤」治療を選択した人の無病生存期間(中央値)はまだ未到達であった。
【発表】
2021年11月2日
【試験名】
ADAURA(Phase 3)〔NCT02511106〕
【試験参加国】
日本(順天堂大学医学部附属順天堂医院、九州大学病院、関西医科大学附属病院、広島市立広島市民病院。広島大学病院、金沢大学附属病院、国立がん研究センター東病院、産業医科大学病院、神戸市立医療センター中央市民病院、久留米大学病院、四国がんセンター、名古屋第一赤十字病院 、新潟県立がんセンター新潟病院、近畿大学病院、北里大学病院、近畿中央呼吸器センター、佐世保市総合医療センター、仙台厚生病院、東京医科大学病院、静岡がんセンター、山口宇部医療センター、横浜市立市民病院、神奈川県立がんセンター、鳥取大学医学部附属病院)、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、イスラエル、、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、韓国、ルーマニア、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、米国、ベトナム
【原著】
J Thorac Oncol. 2022 ;17:423-433. [PubMed: 34740861]
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