【EGFR陽性肺がん:三次治療(ORR)】パトリツマブ デルクステカン

HERTHENA-Lung01(JCO)                    

EGFR遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺がんと診断され、EGFR-TKI阻害薬、化学療法のいずれの治療も受けたことがある225名が「抗体薬物複合体パトリツマブ デルクステカン」治療を受けた結果、29.8%の人が治療に奏効し、6.4ヵ月奏効が持続した。

225名のうち、209名が「タグリッソ」治療を受けたことがあった。「タグリッソ」治療を受けたことがあった人における「パトリツマブ デルクステカン」の奏効率は29.2%、奏効期間は6.4ヵ月、無増悪生存期間は5.5ヵ月、生存期間は11.9ヵ月であった。

【発表】

2023年9月10日

【試験名】

HERTHENA-Lung01(Phase 2)〔NCT04619004/jRCT2031200186

【試験実施国】

日本(国立がん研究センター東病院、国立がん研究センター中央病院、四国がんセンター、北海道がんセンター、兵庫県立がんセンター、がん研有明病院、仙台厚生病院、関西医科大学附属病院、近畿大学病院、静岡県立静岡がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、九州がんセンター)米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、中国、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、オランダ、シンガポール、スペイン、台湾、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2023 Sep 10. [PubMed: 37689979]

【さらに詳しく】