
ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がんと診断され、1ラインのALK阻害薬治療を受けたことがある198名が「ローブレナ」治療を受けた結果、47%の人が治療に奏効した。
「ローブレナ」治療に関連した主な有害事象(発現率はグレード3または4)は、高コレステロール血症(16%)、高トリグリセリド血症(16%)。
【発表】
2018年11月6日
【試験】
Phase 2〔NCT01970865〕
【原著】
Lancet Oncol. 2018 ;19:1654-1667. [PubMed: 30413378]
【さらに詳しく】
【添付文書における表記】
ALK融合遺伝子陽性又はROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者を対象とした第Ⅰ/Ⅱ相試験の第Ⅱ相パートにおいて、1レジメン以上のALKチロシンキナーゼ阻害剤の治療歴を有するALK融合遺伝子陽性非小細胞肺癌患者197例(うち日本人31例)での独立画像評価委員会による奏効率(主要評価項目)は47.2%(95%信頼区間:40.1%,54.4%)であった。
安全性評価対象例275例中(日本人39例を含む)261例(94.9%)に副作用が認められた。主な副作用は、高コレステロール血症(81.5%)、高トリグリセリド血症(60.4%)、浮腫(43.3%)、末梢性ニューロパチー(29.8%)、体重増加(18.2%)、疲労(13.1%)、下痢(10.5%)、関節痛(10.2%)等であった。