【HR陽性乳がん:術後治療】妊娠による治療一時中断

POSITIVE( NEJM)                       

切除可能なHR陽性乳がんと診断され、術後内分泌療法を受けている女性368名が妊娠のため、術後内分泌療法を一時中断した結果、3年間に乳がんイベント(同側浸潤性乳がんの局所再発、領域再発、遠隔再発、対側浸潤性乳がんの発生)を発生したのは8.9%であった。外部の対照コホートにおける発生率は9.2%であり、治療中断によって高くならなかった。

【発表】

2023年5月4日

【試験名】

POSITIVE〔NCT02308085

【試験参加国】

米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本(関西労災病院、聖隷浜松病院、相良病院、聖マリアンナ医科大学病院、京都大学医学部附属病院、四国がんセンター、虎の門病院、総合上飯田第一病院、岡山大学病院、東北大学病院、国立国際医療研究センター病院、国立がん研究センター中央病院、昭和大学病院、聖路加国際病院、がん研有明病院、筑波大学病院、大阪医療センター)、韓国、レバノン、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、セルビア、スロベニア、スペイン、スイス

【原著】

N Engl J Med. 2023 ;388:1645-1656.  [PubMed: 37133584]

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