初めての治療を考える場合、「アムルビシン+シスプラチン」治療を選択しても、標準治療に劣らない生存期間が期待できる。
試験では、「アムルビシン+シスプラチン」治療を受けた人の半数が11.8ヵ月以上生存できており、標準治療の「エトポシド+シスプラチン」治療を受けた人の生存期間10.3ヵ月に劣らないことが示された。「アムルビシン+シスプラチン」治療を受けた人の無増悪生存期間は6.8ヵ月、「エトポシド+シスプラチン」治療を受けた人の無増悪生存期間は5.7ヵ月であった(p=0.35)。
「アムルビシン+シスプラチン」治療を受けた人54.4%(vs 44.0%)が好中球減少症を経験した。「アムルビシン+シスプラチン」治療受けた人では白血球減少症、発熱、倦怠感が多く発現した。
【発表】
2016年4月9日
【試験】
Phase 3〔NCT00660504〕
【原著】
BMC Cancer. 2016;16:265. [PubMed:27061082]