局所進行または転移性の非淡明細胞型腎細胞がんと診断され、全身治療を受けたことがない人が「キイトルーダ」治療を受けた結果、26.7%の人が治療に奏効し、29.0ヵ月奏効が持続した。「キイトルーダ」の効果は、PD-L1発現割合が多い人(CPS≧1)で高く、奏効率は35.3%であった。一方、CPS1未満の人では奏効率が12.1%であった。
「キイトルーダ」治療を受けた69.7%の人がグレード1以上の治療関連有害事象を経験し、その主なものは、かゆみ(20.0%)、甲状腺機能低下症(14.5%)であった。グレード3以上の治療関連有害事象を経験した人は17%であった。
【発表】
2021年2月2日
【試験名】
KEYNOTE-427(Phase 2)〔NCT02853344〕
【原著】
J Clin Oncol . 2021 ;39:1029-1039. [PubMed: 33529058]
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