【大腸がん:二次治療】「FOLFIRI+ベクティビックス」vs「FOLFIRI」

初回の化学療法後に進行した人が次の治療を考える場合、KRAS野生型であれば「FOLFIRI」に「ベクティビックス」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。KRAS変異型の場合、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、KRAS野生型の人において「FOLFIRI」に「ベクティビックス」を追加することで無増悪生存期間が3.9ヵ月から5.9ヵ月に延長。生存期間は「FOLFIRI」治療を受けた人で12.5ヵ月、「FOLFIRIベクティビックス」治療を受けた14.5ヵ月であり、治療間に差はなかった。奏効率は「FOLFIRI」レジメンに「ベクティビックス」治療を追加することで10%から35%に向上した。

KRAS変異型の人においては「FOLFIRI」治療を受けた人の無増悪生存期間は4.9ヵ月、「FOLFIRIベクティビックス」治療を受けた人では5.0ヵ月であり、治療間に差はなかった。生存期間も「FOLFIRI」治療を受けた人で11.1ヵ月、「FOLFIRIベクティビックス」治療を受けた人では11.8ヵ月であり、治療間に差はなかった。奏効率も「FOLFIRI」治療を受けた人で14%、「FOLFIRIベクティビックス」治療を受けた人では13%であり、治療間に差はなかった。

【発表】

2010年10月4日

【試験】

20050181(Phase 3)

【原著】

J Clin Oncol. 2010;28:4706-13. [PMID:20921462]

【外部リンク】