遠隔転移を有する大腸がんと診断され初回の化学療法後に進行した人が次の治療を考える場合、KRAS野生型であれば「FOLFIRI」治療に「ベクティビックス」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
KRAS野生型の人における奏効率は「FOLFIRI」治療に「ベクティビックス」の上乗せを選択することで10%から35%に向上するが、KRAS変異型の人では「FOLFIRI」治療を受けた人で14%、「FOLFIRI+ベクティビックス」治療を受けた人では13%であり、治療間に差はなかった。
【発表】
2010年10月4日
【試験】
20050181(Phase 3)
【原著】
J Clin Oncol. 2010;28:4706-13. [PubMed:20921462]
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