【膵がん:一次治療】「ゲムシタビン+インライタ」vs「ゲムシタビン」

初めての治療を考える場合、「ゲムシタビン」治療に「インライタ」治療の追加を選択しても、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「ゲムシタビンインライタ」治療を受けた人の生存期間は8.5ヵ月、「ゲムシタビン」単独治療を受けた人の生存期間は8.3ヵ月であり、治療間に差はなかった(p=0.5436)。

ゲムシタビンインライタ」治療の主なグレード3以上の有害事象は、高血圧(7% vs 2%)、腹痛(7% vs 6%)、倦怠感(9% vs 7%)、食欲不振(6% vs 4%)。

【発表】

2011年3月

【試験】

Phase 3〔NCT00471146

【原著】

Lancet Oncol. 2011;12:256-62. [PubMed:21306953]