【大腸がん:三次治療】「スチバーガ+支持療法」vs「支持療法」

2ライン以上の治療を受けたことがある転移性結腸直腸がんの人では、「スチバーガ」治療を選択するより生存期間の延長が期待できる。試験では「スチバーガ」治療によって6.3ヵ月から8.8ヵ月まで生存期間が延長した。

治療に関連した有害事象は「スチバーガ」治療の選択によって増加する。試験では有害事象を経験した人が46%から97%に上昇した。グレード3以上の主な有害事象は手足症候群(0% → 16%)、高血圧(3% → 11%)、高ビリルビン血症(1% → 7%)、低リン血症(0% → 7%)、ALT上昇(0% → 7%)、AST上昇(0% → 8%)、リパーゼ値上昇(1% → 4%)、斑点状丘疹(0% → 4%)。重篤な有害事象は「スチバーガ」治療を受けた9%(vs. 4%)の人が経験した。

【発表】

2015年5月13日

【試験名】

CONCUR(Phase 3)〔NCT01584830

【原著】

Lancet Oncol. 2015;16:619-29. [PubMed:25981818]

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