【膵がん:一次治療】「ゲムシタビン+インライタ」vs「ゲムシタビン」

初めての治療を考える場合、「ゲムシタビン」治療に「インライタ」治療の追加を選択しても、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「ゲムシタビンインライタ」治療を受けた人の無増悪生存期間は6.9ヵ月、「ゲムシタビン」単独治療を受けた人の無増悪生存期間は5.6ヵ月であり、治療間に差はなかった。

ゲムシタビンインライタ」治療の主なグレード3以上の有害事象は、倦怠感(22% vs 3%)、腹痛(12% vs 16%)、無力症(12% vs 3%)。

【発表】

2008年5月29日

【試験】

Phase 2(NCT00219557

【原著】

Lancet. 2008;371:2101-8. [PubMed:18514303]