【再発卵巣がん:プラチナ感受性(OS)】「ドキシル+カルボプラチン」vs「パクリタキセル+カルボプラチン」

CALYPSO(Eur J Cancer)                        

卵巣がんと診断され、「プラチナ製剤+タキサン製剤」治療後、無治療で6ヵ月以上経過の後に再発した女性が次の治療を考える場合、「カルボプラチンドキシル」治療または「カルボプラチンパクリタキセル」治療のいずれも選択することができる。

カルボプラチンドキシル」治療を受けた42%が治療に奏効し、「カルボプラチンパクリタキセル」治療を受けた38%が治療に奏効し、治療間に差はなかった(p=0.46)。

カルボプラチンパクリタキセル」治療を受けた人がより多く経験した有害事象は、グレード3または4の好中球減少症(40.8% vs 27.5%; p=0.025)、悪心(4.8% 対 3.1%; p=0.47)、アレルギー反応(8% 対 3.1%; p=0.082) 、感覚神経障害(4.8% vs 2.3%; p=0.27 )、グレード2の脱毛(88% vs 9.2%; p< 0.001 )。

カルボプラチンドキシル」治療を受けた人がより多く経験した有害事象は、グレード3または4の血小板減少症(12.2% vs 3.2%; p=0.007)、粘膜炎(2.3% 対 0; p=0.089) 。

【発表】

2014年12月17日

【試験名】

CALYPSO(Phase 3)〔NCT00189553

【試験実施国】

フランス

【原著】

Eur J Cancer. 2015 ;51:352-8. [PubMed: 25534295]

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