【多発性骨髄腫:維持療法(6年PFS)】「ニンラーロ+Rd」vs「Rd」

GEM2014MAIN(Blood)                     

移植適応のある多発性骨髄腫と診断され、 VRdによる寛解導入療法に続いて自家造血幹細胞移植、Rdによる地固め療法後の維持療法を考える場合、「レブラミドデキサメタゾン(Rd)」治療に「ニンラーロ」の上乗せを選択しても6年無増悪生存率の向上は期待しにくい。

2年間のRdによる維持療法後、163名が微小残存病変が検出されなかったが、63名が検出された。検出されなかった人では維持療法中止後に病勢が進行した人は17.2%と低率であり、2年間のRdによる維持療法後に微小残存病変が検出されなかった場合、治療を終了しても安全であることを支持する。

【発表】

2023年11月2日

【試験名】

GEM2014MAIN(Phase 3)〔NCT02406144

【試験参加国】

スペイン

【原著】

Blood. 2023 ;142:1518-1528. [PubMed: 37506339]