局所進行または再発上咽頭がんと診断された人が放射線療法を考える場合、「65Gyを54分割し、1日2回照射する過分割照射」を選択することで、「60Gyを27分割し、1日1回照射する標準照射」を選択した場合を上回る3年生存率が期待できる。また、晩期毒性は「過分割照射」を選択した場合、顕著な減少が期待できる。試験では「標準照射」を受けた人の57%が晩期毒性を経験したのに対し、「過分割照射」を受けた人では23%と有意に低かった。
【発表】
2023年2月23日
【試験】
Phase 3〔NCT02456506〕
【試験実施国】
中国
【原著】
Lancet 2023; 401: 917–27. [PubMed: 36842439]