
SOFT(Lancet Oncol)
遠隔転移を有する大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「SOX(S-1+オキサリプラチン)+アバスチン」治療を選択しても「FOLFOX+アバスチン」治療を選択した場合に劣らない無増悪生存期間が期待できる。
「FOLFOX+アバスチン」治療を受けた人の63%、「SOX+アバスチン」治療を受けた62%が治療に奏効した。
主な血液毒性(グレード3以上)は白血球減少症と好中球減少症であった。試験ではそれぞれ2%(vs. 8%)と9%(vs. 34%)に現れた。その他の有害事象(グレード3以上)は、食欲不振、下痢であり、「SOX+アバスチン」治療を選択する場合に現れやすい。試験では、それぞれ「SOX+アバスチン」治療を受けた人の5%、9%の人が経験した。
【発表】
2013年11月11日
【試験名】
SOFT(Phase 3)〔jRCT1080210674〕
【試験参加国】
日本
【原著】
Lancet Oncol. 2013;14:1278-86. [PubMed:24225157]
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