【HER2陽性乳がん：三次治療（OS）】「マルゲツキシマブ＋化学療法」vs「ハーセプチン＋化学療法」

SOPHIA（JCO）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

HER2陽性乳がんと診断され、ハーセプチン、パージェタを含む2レジメン以上の抗HER2療法歴がある女性が次の治療を考える場合、「Fc最適化抗HER2抗体 マルゲツキシマブ＋化学療法」治療を選択しても「ハーセプチン＋化学療法」を上回る生存期間は期待しにくい。

CD16Aの遺伝子多型が158F/ 158Fであれば、「マルゲツキシマブ＋化学療法」を選択することで生存期間の延長が期待できる。158V/ 158Vであれば、「ハーセプチン＋化学療法」を選択することで生存期間の延長が期待できる。

【発表】

2022年11月4日

【試験名】

SOPHIA（Phase 3）〔NCT02492711〕

【原著】

J Clin Oncol. 2023 ;41:198-205.　[PubMed: 36332179]

【こちらの図鑑も合わせて見る】

• 【HER2陽性乳がん：三次治療（PFS）】「マルゲツキシマブ＋化学療法」vs「ハーセプチン＋化学療法」