【骨転移去勢抵抗性前立腺がん】「ゾメタ」vs「プラセボ」

骨転移を有する去勢抵抗性前立腺がんと診断された男性が次の治療を考える場合、「ゾメタ(4mg)」治療を選択することで骨関連事象の発現リスクの低減が期待できる。

【発表】

2002年10月2日

【試験】

Phase 3

【原著】

J Natl Cancer Inst. 2002 ;94:1458-68. [PubMed: 12359855]

【添付文書における表記】

前立腺癌骨転移患者におけるプラセボを対照とした二重盲検比較試験において、SRE発現割合は、本剤4mg群で33%を示し、プラセボ群の44%と比較して有意(p=0.021)に低く、本剤4mgはSREの発現を抑制した。

副作用発現頻度は、本剤4mg投与群で41.6%(89/214例)であった。主な副作用は、骨痛、発熱 各9.3%(20例)、嘔気7.9%(17例)、疲労6.5%(14例)、インフルエンザ様疾患6.1%(13例)、筋痛5.1%(11例)、頭痛4.2%(9例)、低カルシウム血症3.7%(8例)、悪寒3.3%(7例)等であった。