【BRAF陽性悪性黒色腫:一次治療(OS)】「ゼルボラフ」vs「ダカルバジン」

BRIM-3(Lancet Oncol)                      

BRAFV600E遺伝子変異陽性の悪性黒色腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「ゼルボラフ」単剤治療を選択することで、「ダカルバジン」単剤治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

試験では、中間解析後(「ゼルボラフ」群の観察期間:3.8ヵ月、「ダカルバジン」群の観察期間:2.3ヵ月)、「ダカルバジン」単剤治療を受けていた人は「ゼルボラフ」単剤治療へのクロスオーバーが勧告され、25%の人に「ゼルボラフ」が投与された。

ゼルボラフ」治療のグレード3または4の主な有害事象は、皮膚扁平上皮がん(19%)、角化症(10%)、皮疹(9%)、肝機能検査値異常(11%)。「ダカルバジン」治療のグレード3または4の主な有害事象は、好中球減少症(9%)。

【発表】

2014年2月7日

【試験名】

BRIM-3(Phase 3)〔NCT01006980

【試験参加国】

米国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、スイス、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:323-32. [PubMed:24508103]

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