手術後の補助療法として「5-FU+ロイコボリン(de Gramont レジメン)」に「イリノテカン」の上乗せを選択しても3年無病生存率の向上は期待しにくい。
試験では、「5-FU+ロイコボリン(de Gramont レジメン)」治療を受けた人の3年無病生存率は60%、「5-FU+ロイコボリン+イリノテカン」治療を受けた人では51%と治療間に差はなかった(p=0.42)。5年生存率も「5-FU+ロイコボリン」治療を受けた人で67%、「5-FU+ロイコボリン+イリノテカン」治療を受けた人で61%と治療間に差はなかった。
【発表】
2009年1月29日
【試験名】
FNCLCC Accord02/FFCD9802(Phase 3)
【原著】
Ann Oncol. 2009;20:674-80. [PubMed: 19179549]