ATTRACTION-4(Lancet Oncol)
転移または再発胃がんと診断された人が初めての治療を考える場合、化学療法(SOXまたはCAPOX)に「オプジーボ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
「オプジーボ+化学療法」のグレード3または4の主な治療関連有害事象は、好中球数減少(20% vs 16%)、血小板数減少(9% vs 9%)。
本試験およびCheckMate 649試験の結果に基づき、2021年11月25日、「オプジーボ+化学療法」が「治癒切除不能な進行・再発の胃がん」について承認された。
【発表】
2022年1月11日
【試験名】
ATTRACTION-4(Phase 3)〔NCT02746796/jRCT2031230389〕
【試験参加国】
日本、韓国
【原著】
Lancet Oncol. 2022 ;23:234-247. [PubMed: 35030335]
【さらに詳しく】
- 胃がんのニボルマブ+化学療法1次治療、PFS改善(ATTRACTION-4)/ESMO2020〔ケアネット〕
- ニボルマブが一部の進行胃がんの生存を改善〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 進行胃癌の1次治療でニボルマブと化学療法の併用はPFSを延長、OSは17カ月を超える、日韓台の試験【ESMO2020】〔日経メディカル〕
- ニボルマブ併用でPFS改善するもOSは改善せず 未治療進行胃・胃食道接合部がん:第Ⅲ相ATTRACTION-4〔Medical Tribune〕
- 進行胃がん初回治療、ニボ+化学療法の可能性 3件の第Ⅲ相試験から展望〔Medical Tribune〕
- 「オプジーボ」、胃がん1次治療でPFSを有意に延長 日韓台P2/3試験、OSは有意差なし〔日刊薬業〕
【こちらの図鑑も合わせて見る】