【胆道がん:一次治療(1年OS)】「ゲムシタビン+シスプラチン」vs「シスプラチン」

進行胆道がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ゲムシタビンシスプラチン」治療は日本人においても有効性と忍容性が良好であり、標準治療となることが示唆された。

ゲムシタビンシスプラチン」治療の1年生存率は39.0%、「ゲムシタビン」単独治療の1年生存率は31.0%であった。「ゲムシタビンシスプラチン」治療の奏効率は19.5%、「ゲムシタビン」単独治療の奏効率は11.9%であった。

ゲムシタビンシスプラチン」治療の主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症(56.1% vs 38.1%)、血小板減少症 (39.0% vs 7.1%)、白血球減少症 (29.3% vs 19.0%)、ヘモグロビン減少 (36.6% vs 16.7%)、γ-GTP増加 (29.3% vs 35.7%)である。

【発表】

2010年7月13日

【試験名】

BT22(Phase 2)

【試験実施国】

日本

【原著】

Br J Cancer. 2010 ;103:469-74. [PubMed: 20628385]

【さらに詳しく】