【腎細胞がん:二次治療(5年OS)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」

CheckMate 025(Cancer)                     

進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択することで5年生存率の向上も期待できる。

無増悪生存期間も「オプジーボ」治療を選択することで、「アフィニトール」治療を選択した場合に比べ、延長が期待できる(HR、0.84;0.72-0.99;p=0.0331)。

オプジーボ」治療の主なグレード1以上の治療関連有害事象は、倦怠感(34.7%)と瘙痒(15.5%)であった。「アフィニトール」治療の主なグレード1以上の治療関連有害事象は、倦怠感(34.5%)と口内炎(29.5%)であった。

【発表】

2020年7月16日

【試験名】

CheckMate 025(Phase 3)〔NCT01668784/jRCT2080221968

【試験参加国】

日本(秋田大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、神戸大学医学部附属病院、九州大学病院、熊本大学病院、岩手医科大学附属病院、浜松医科大学医学部附属病院、徳島大学病院、横浜市立大学附属病院、山形大学医学部附属病院、千葉県がんセンター、近畿大学病院、日本医科大学付属病院、東京大学医学部附属病院、がん研有明病院、慶應義塾大学病院、東京女子医科大学病院、帝京大学医学部附属病院、札幌医科大学付属病院、北海道大学病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、スウェーデン、英国

【原著】

Cancer. 2020 ;126:4156-4167. [PubMed: 32673417]

【さらに詳しく】

【こちらの図鑑も合わせて見る】

【腎細胞がん:二次治療(OS)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」
CheckMate 025(NEJM)                     進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択することで「アフィニトール」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。 この結 ...
【腎細胞がん:二次治療(QoL)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」
CheckMate 025(Lancet Oncol)                   進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択することで「アフィニトール」治療を選択した場合を上回る生存期間だけでなく ...
【腎細胞がん:二次治療(5年OS)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」
CheckMate 025(Cancer)                      進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択することで5年生存率の向上も期待できる。 無増悪生存期間も「オプジーボ」治療を ...
【腎細胞がん(日本人):二次治療(PFS)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」
CheckMate 025(Jpn J Clin Oncol)                 進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、日本人では「オプジーボ」治療、「アフィニトール」治療を選択しても長期の生存が期待できる。 「 ...
【腎細胞がん(日本人):二次治療(OS)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」
CheckMate 025(Jpn J Clin Oncol)                 進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、日本人では「オプジーボ」治療、「アフィニトール」治療を選択しても長期の生存が期待できる。日本 ...