BRAFV600変異を有する進行悪性黒色腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「タフィンラー+メキニスト」治療に「抗PD-1抗体 スパルタリズマブ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
「スパルタリズマブ+タフィンラー+メキニスト」治療を受けた69%が治療に奏効したが、「プラセボ+タフィンラー+メキニスト」治療を受けた64%も治療に奏効した。グレード3以上の有害事象を「スパルタリズマブ+タフィンラー+メキニスト」治療を受けた55%が経験したのに対し、「プラセボ+タフィンラー+メキニスト」治療を受けた33%が経験した。
【発表】
2022年1月14日
【試験名】
COMBI-i(Phase 3)〔NCT02967692〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシア、ハンガリー、イスラエル、イタリア、日本(九州大学病、京都大学医学部附属病院、大阪国際がんセンター、都立駒込病院、国際がん研究センター中央病院)、メキシコ、オランダ、ノルウェイ、ポーランド、ポルトガル、ロシア、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、英国
【原著】
J Clin Oncol. 2022 Jan 14. [PubMed: 35030011]
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