
GEMSTONE-302(Lancet Oncol)
遠隔転移を有する非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、化学療法に「抗PD-L1抗体スゲマリマブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験において化学療法は、扁平上皮がんには「カルボプラチン+パクリタキセル」、非扁平上皮がんには「カルボプラチン+ペメトレキセド」が用いられた。
「スゲマリマブ+化学療法」の主なグレード3または4の治療関連有害事象は、好中球数減少(33% vs 33%)、白血球数減少(14% vs 17%)、貧血(13% vs 11%)、血小板数減少(10% vs 9%)、好中球減少(4% vs 4%)。
【発表】
2022年1月14日
【試験名】
GEMSTONE-302(Phase 3)〔NCT03789604〕
【試験実施国】
中国
【原著】
Lancet Oncol. 2022 ;23:220-233. [PubMed: 35038432]