【結腸がん:術後治療(3年DFS)】「FOLFOX」vs「5-FU+ロイコボリン」

MOSAIC(NEJM)                         

ⅡまたはⅢ期の結腸がんと診断された人が手術後の治療を考える場合、「5-FUロイコボリン」治療に「オキサリプラチン」の上乗せを選択すること3年無病生存率の向上が期待できる。

Ⅲ期の結腸がんでは「オキサリプラチン」の上乗せの選択によって3年無病生存率が65.3%から72.2%に向上し、現在の標準治療を確立する根拠となった。Ⅱ期の結腸がんでは「オキサリプラチン」の上乗せを選択しても3年無病生存率は84.3%と87.0%と統計学的には有意差が認めれなかった。

5-FUロイコボリンオキサリプラチン」治療を受けた人の1.8%が発熱性好中球減少症、41.1%がグレード3以上の好中球減少症、12.4%の人がグレード3の抹消神経障害を経験した。

【発表】

2004年6月3日

【試験名】

MOSAIC

【原著】

N Engl J Med. 2004;350:2343-51. [PubMed: 15175436]

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