
NEJ002(NEJM)
EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「イレッサ」治療を選択することで、「カルボプラチン+パクリタキセル」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「イレッサ」治療によって高頻度にみられた有害事象は、皮疹(71.1%)、ATP値上昇(55.3%)。「カルボプラチン+パクリタキセル」治療では好中球減少(77.0%)、貧血(64.6%)、食欲不振(56.6%)、感覚神経障害(54.9%)。
【発表】
2010年6月24日
【試験名】
NEJ002(Phase 3)
【原著】
N Engl J Med. 2010;362:2380-8. [PubMed:20573926]
【さらに詳しく】
- 変異 EGFR を伴う非小細胞肺癌に対するゲフィチニブと化学療法の比較〔NEJM日本国内版〕
- EGFR変異の進行性肺がん、ゲフィチニブのファーストラインで無増悪生存期間が倍に〔ケアネット〕
- ゲフィチニブはEGFR変異陽性NSCLCのPFSを改善、OSは有意差つかず、NEJ002の最終解析【肺癌学会2011】〔日経メディカル〕
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