EZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫と診断され、標準治療を受けた日本人17名が「EZH2阻害薬 タズベリク」治療を受けた結果、76.5%の人が奏効を得られた。 最も多かったグレード3の治療関連有害事象は、リンパ球減少症であり、2名が経験した。
「タズベリク」は、本試験の結果などに基づき、2020年7月8日に承認申請し、2021年6月23日、「再発又は難治性のEZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫(標準的な治療が困難な場合に限る)」を効能・効果として承認された。
【発表】
2021年6月22日
【試験】
Phase 2〔NCT03456726/jRCT2080223862〕
【試験実施国】
日本(国立がん研究センター中央病院、東海大学医学部付属病院、京都大学医学部附属病院、北海道大学病院、大阪大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、九州大学病院、神奈川県立がんセンター、長崎大学病院、熊本大学病院、近畿大学病院)
【原著】
Cancer Sci. 2021 ;112:3627-3635. [PubMed: 34159682]
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