TRICOLORE(Ann Oncol)
遠隔転移を有する大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「イリノテカン+S-1+アバスチン」を選択することで、「FOLFOX(またはCAPOX)+アバスチン」に劣らない無増悪生存期間が期待できる。
試験では「FOLFOX(またはCAPOX)+アバスチン」治療を受けた人の64.9%、「イリノテカン+S-1+アバスチン」治療を受けた人の58.6%がグレード3以上の有害事象を経験した。
【発表】
2017年12月27日
【試験名】
TRICOLORE(Phase 3)〔UMIN000007834〕
【試験実施国】
日本
【原著】
Ann Oncol. 2018;29:624-631. [PubMed: 29293874]
【さらに詳しく】
- 切除不能大腸がん、FOLFOX6/CAPOX対S-1+CPT-11/日本臨床腫瘍学会〔ケアネット〕
- 進行大腸癌の1次治療でS-1、イリノテカン、ベバシズマブ併用はmFOLFOX/CAPOX、ベバシズマブ併用に非劣性【臨床腫瘍学会2017】〔日経メディカル〕
- 切除不能大腸がんの一次治療に新たな選択肢 S-1+CPT-11+ベバシズマブ療法の非劣性を証明-TRICOLORE試験〔Medical Tribune〕
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