新たにホジキンリンパ腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「BEACOPP」レジメンを「8コース」から「6コース」への減量を選択することで5年治療成功割合、5年生存率が向上する。
BEACOPP
「ブレオマイシン+エトポシド+ドキソルビシン+シクロホスファミド+ビンクリスチン+プロカルバジン+プレドニゾロン」から成る。造血器腫瘍ガイドラインでは、「進行期古典的ホジキンリンパ腫において増量BEACOPP 療法のABVD 療法に対する優位性は証明されていない」と評価されており、BEACOPP 療法は高毒性なことなどからわが国では一般化しておらず、ABVD 療法が標準治療として広く行われている。
【発表】
2012年4月4日
【試験名】
HD15(Phase 3)〔ISRCTN32443041〕
【原著】
Lancet. 2012;379:1791-9. [PubMed: 22480758]
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