【卵巣がん:一次治療】「カルボプラチン+パクリタキセル」vs「シスプラチン+パクリタキセル」

AGO(JNCI)                       

卵巣がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンパクリタキセル」治療を選択しても「シスプラチンパクリタキセル」に劣らない無増悪生存期間、生存期間が期待でき、血液学的毒性は高いが、消化管および神経学的毒性が低く、有意に高い生活の質が期待できる。

カルボプラチンパクリタキセル」治療を受けた人の2年無増悪率(主要評価項目)は37.5%、「シスプラチンパクリタキセル」治療を受けた人の2年無増悪率は40.0%であった。

奏効率は「シスプラチンパクリタキセル」治療を受けた女性で81.4%と有意に高かった(vs 67.7%)。

【発表】

2003年9月3日

【試験名】

AGO(Phase 3)

【原著】

J Natl Cancer Inst. 2003;95:1320-9. [PubMed: 12953086]