
CheckMate 9LA(Int J Clin Oncol)
非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、アジア人でも「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法(2サイクル)」治療を選択することで「化学療法(4サイクル)」を上回る生存期間が期待できる。
1年生存率は「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法」治療を受けた人で93%、化学療法を受けた人で63%であった。1年無増悪生存率は「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法」治療を受けた人で35%、化学療法を受けた人で12%であった。
「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法」治療を受けた人の57%が治療に奏効し(vs 23%)、7.0ヵ月奏効が持続した(vs 4.0ヵ月)。
「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法」治療を受けた人の57%がグレード3または4の有害事象を経験した(vs 60%)。
【発表】
2022年2月19日
【試験名】
CheckMate 9LA(Phase 3)〔NCT03215706/jRCT2080223887〕
【試験参加国】
日本(福島県立医科大学附属病院、群馬大学医学部附属病院、群馬県立がんセンター、広島市民病院、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、姫路医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、金沢大学附属病院、岩手医科大学附属病院、横浜市立市民病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、神奈川県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、大阪はびきの医療センター、近畿大学病院、大阪公立大学医学部附属病院、埼玉県立がんセンター、山口宇部医療センター)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、メキシコ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、英国
【原著】
Int J Clin Oncol. 2022 ;27:695-706. [PubMed: 35182247]
【さらに詳しく】
- ニボルマブ+イピリムマブ+2サイクル化学療法のNSCLC1次治療、アジア人でも有用(CheckMate9LA)〔ケアネット〕
- 進行NSCLCの1次治療でニボルマブ・イピリムマブ・化学療法の短期間併用療法はアジア人でも有効【ESMO2020】〔日経メディカル〕
- CheckMate-9LAレジメンはアジア人でも有効〔Medical Tribune〕
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