
CheckMate 9LA(Lancet Oncol)
PD-L1発現腫瘍細胞量 1%未満の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法(2サイクル)」治療を選択することで「化学療法(4サイクル)」を上回る生存期間が期待できる。
1年無増悪生存率は「オプジーボ+ヤーボイ+化学療法」治療を受けた人で31%、化学療法を受けた人で15%であった。
【発表】
2021年1月18日
【試験名】
CheckMate 9LA(Phase 3)〔NCT03215706/jRCT2080223887〕
【試験参加国】
日本(福島県立医科大学附属病院、群馬大学医学部附属病院、群馬県立がんセンター、広島市民病院、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、姫路医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、金沢大学附属病院、岩手医科大学附属病院、横浜市立市民病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、神奈川県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、大阪はびきの医療センター、近畿大学病院、大阪公立大学医学部附属病院、埼玉県立がんセンター、山口宇部医療センター)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、メキシコ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、英国
【原著】
Lancet Oncol 2021; 22: 198–211. [PubMed: 33476593]
【さらに詳しく】
- 非小細胞肺がん、ニボルマブ+イピリムマブ+2サイクル化学療法の1次治療の成績(CheckMate 9LA)/Lancet Oncol〔ケアネット〕
- ニボルマブ+イピリムマブ+化学療法限定追加レジメン、肺がん1次治療でOS改善(CheckMate9LA)/ASCO2020〔ケアネット〕
- 進行NSCLCの1次治療でニボルマブ、イピリムマブ、化学療法の短期間併用が化学療法のみよりOSを有意に延長【ASCO2020】〔日経メディカル〕
- 進行NSCLCの1次治療でニボルマブ、イピリムマブ、化学療法の併用は化学療法のみよりOSを有意に延長〔日経メディカル〕
- 「オプジーボ」「ヤーボイ」と化学療法併用、米で承認 NSCLC1次治療で、PD-L1発現レベル問わず〔日刊薬業〕
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