多発性骨髄腫と診断された人が自家造血幹細胞移植の導入療法を考える場合、「ベルケイド+デキサメタゾン」治療を選択することで、「ビンクリスチン+ドキソルビシン+デキサメタゾン」治療を上回るCR/nCR率が期待できる。
無増悪生存期間は「ベルケイド+デキサメタゾン」治療を選択することで「ビンクリスチン+ドキソルビシン+デキサメタゾン」治療を選択した場合を上回る傾向が認められた。「ベルケイド+デキサメタゾン」治療を受けた人の3年生存率は81.4%(vs 77.4%)であった。
【発表】
2010年10月20日
【試験名】
IFM 2005-01(Phase 3)〔NCT00200681〕
【試験実施国】
フランス
【原著】
J Clin Oncol. 2010;28:4621-9. [PubMed: 20823406]