IMvigor130(Lancet)
局所進行または転移を有する尿路上皮がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「テセントリク」単剤治療を選択しても生存期間の延長は期待しにくい。
「テセントリク」単剤治療を受けた6%の人が有害事象のため治療を続けられなかった。化学療法を受けた人では34%が有害事象のために治療を続けられなかった。
本試験およびキイトルーダを用いたKEYNOTE-361試験の結果を受け。2018年5月18日、米国食品医薬品局(FDA)は単剤投与で、PD-L1発現が低い人において、生存期間が悪くなる可能性があるとの警告を発した。
【発表】
2020年5月16日
【試験名】
IMvigor130(Phase 3)〔NCT02807636/jRCT2080223468〕
【試験参加国】
日本(名古屋大学医学部附属病院、弘前大学医学部附属病院、四国がんセンター、群馬大学医学部附属病院、北海道がんセンター、筑波大学附属病院、金沢大学附属病院、熊本大学医学部附属病院、新潟大学医歯学総合病院、大阪公立大学医学部附属病院、近畿大学病院、虎の門病院、がん研有明病院、慶應義塾大学病院)、米国、オーストラリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ブラジル、カナダ、チリ、中国、チェコ、エストニア、フィンランド、ジョージア、ギリシャ、香港、イスラエル、イタリア、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、セルビア、シンガポール、スロベニア、南アフリカ、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、英国
【原著】
Lancet. 2020 ;395:1547-1557. [PubMed: 32416780]
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