
IMvigor130(Lancet)
局所進行または転移を有する人が初めての治療を考える場合、「テセントリク+ゲムシタビン+カルボプラチン(またはシスプラチン)」治療を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。生存期間は延長傾向が認められているものの、解析に必要なイベント数に達していないため、観察が継続される。
「テセントリク+ゲムシタビン+カルボプラチン(またはシスプラチン)」治療を受けた34%の人が有害事象のため治療を続けられなかった。「ゲムシタビン+カルボプラチン(またはシスプラチン)」治療を受けた人でも34%であった。
【発表】
2020年5月16日
【試験名】
IMvigor130(Phase 3)〔NCT02807636〕
【原著】
Lancet. 2020 ;395:1547-1557. [PubMed: 32416780]
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