【トリプルネガティブ乳がん:術前治療(pCR)】「AC→パクリタキセル+カルボプラチン」vs「AC→パクリタキセル」

NACATRINE(Breast Cancer Res Treat)             

Ⅱ-Ⅲ期トリプルネガティブ乳がんと診断された女性が手術前の治療を考える場合、「ドキソルビシンシクロホスファミド(AC)」4サイクル後の治療として「パクリタキセル」に「カルボプラチン」の上乗せを選択しても病理学的完全奏効率の15%以上の向上は期待しにくい。

パクリタキセル」治療を受けた女性の3年無再発生存率は69.6%であったのに対し、「パクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた女性の3年無再発生存率は66%であった(HR 1.19(0.65-2.21)p=0.567)。

【発表】

2023年8月14日

【試験名】

NACATRINE(Phase 2)〔NCT03088540

【試験参加国】

ブラジル

【原著】

Breast Cancer Res Treat. 2023 Aug 14.  [PubMed: 37578666]