
EMPOWER-Lung1(Lancet Oncol)
PD-L1発現量が50%以上の進行非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「抗PD-1抗体 リブタヨ」治療を選択することで、「化学療法」を上回る無増悪生存期間と生存期間が期待できる。
「リブタヨ」治療を受けたが病勢が進行した人のうち64名が「リブタヨ+化学療法」治療を受け、その無増悪生存期間は6.6ヵ月、生存期間は15.1ヵ月であった。
「リブタヨ」治療を受けた46%が治療に奏効し、23.6ヵ月間持続した。化学療法を受けた人では21%が治療に奏効し、5.9ヵ月間が奏効に持続した。
【発表】
2023年8月14日
【試験名】
EMPOWER-Lung1(Phase 3)〔NCT03088540〕
【試験参加国】
オーストラリア、ベラルーシ、ブルガリア、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、チェコ、ジョージア、ギリシャ、ハンガリー、ヨルダン、レバノン、マレーシア、メキシコ、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ
【原著】
Lancet Oncol 2023; 24: 989–1001. [PubMed: 37591293]
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