【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「ニンラーロ+デキサメタゾン」vs「ポマリスト+デキサメタゾン」

多発性骨髄腫と診断され、ベルケイドまたはカイプロリスの治療歴があり、レブラミド治療に抵抗性となった人が次の治療を考える場合、「ニンラーロデキサメタゾン」治療は選択は選択肢と成り得る。

ニンラーロデキサメタゾン」治療を受けた結果、治療歴が2ラインの人では無増悪生存期間が11.0ヵ月(vs 5.7ヵ月、HR 1.083 95%CI 0.547-2.144)であり、治療歴が3ライン以上の人では無増悪生存期間が5.7ヵ月(vs 3.7ヵ月、HR 0.686 95%CI 0.368-1.279)であった。

75歳未満の人では無増悪生存期間が6.5ヵ月(vs 4.8ヵ月、HR 0.843 95%CI 0.491-1.448, p=0.536)であり、生存期間は18.8ヵ月(vs 未到達、HR 1.595 95%CI 0.754-3.375, p=0.218)であった。

75歳以上の人では無増悪生存期間が8.0ヵ月(vs 4.7ヵ月、HR 0.890 95%CI 0.309-2.562, p=0.828)であり、生存期間は未到達(vs 未到達、HR 0.873 95%CI 0.237-3.214, p=0.838)であった。

【発表】

2022年1月24日

【試験】

Phase 2〔NCT03170882

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシア、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ロシア、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国

【原著】

Blood Cancer J. 2022 ;12:9. [PubMed: 35075109]