【MET陽性肺がん】テプミトコ

VISION(NEJM)                          

MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の進行・再発非小細胞肺がんと診断された99名が「MET阻害薬 テプミトコ」治療を受け、リキッドバイオプシーと組織生検によって評価された結果、46%の人が治療に奏効し、11.1ヵ月間奏効が持続した。

テプミトコ」治療を受けた人の28%がグレード3以上の有害事象を経験し、11%の人は有害事象のため、治療を中止した。7%の人はグレード3以上の末梢浮腫を経験した。

【発表】

2020年5月29日

【試験名】

VISION(Phase 2)〔NCT02864992/jRCT2080223315

【試験参加国】

日本(九州医療センター、国立がん研究センター東病院、埼玉県立がんセンター、久留米大学病院、四国がんセンター、名古屋大学医学部附属病院、新潟県立がんセンター新潟病院、大阪国際がんセンター、近畿中央呼吸器センター、北海道大学病院、山口宇部医療センター、神奈川県立がんセンター、鳥取大学医学部附属病院)、米国、オーストリア、ベルギー、中国、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、韓国、オランダ、ポーランド、スペイン、スイス、台湾

【原著】

N Engl J Med . 2020 ;383:931-943.  [PubMed: 32469185]

【さらに詳しく】

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【トライアル図鑑】VISION(MET陽性肺がん)
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【添付文書における表記】

 国際共同第II相試験(MS200095-0022、VISION試験)

MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者を対象としたコホートにおいて、被験者130例(日本人患者17例を含む)に本剤500mgを1日1回経口投与した。主要評価項目であるRECIST 1.1に基づく独立評価判定による奏効率は、有効性評価対象注) 99例(日本人患者15例を含む)で42.4%(95%信頼区間:32.5-52.8)であった。安全性評価対象130例中、副作用の発現頻度は、84.6%(110/130例)であった。主な副作用は、末梢性浮腫53.8%(70/130例)、悪心23.8%(31/130例)、及び下痢20.8%(27/130例)であった。

注) 安全性評価対象のうちデータカットオフ時点で追跡期間が3.5ヵ月以上有する集団から治験実施基準を満たしていなかった1例を除いた集団が有効性評価対象とされた。