
手術後の補助化学療法として、経口投与ができる「UFT」を選択しても、静脈注射の「5-FU」を選択した場合と遜色ない5年生存率、5年無病生存率が期待できる。
試験では「UFT+ロイコボリン」治療を受けた人の5年無病生存率、5年生存率はそれぞれ67.0%、78.5%であった。「5-FU+ロイコボリン」治療を受けた人の5年無病生存率、5年生存率はそれぞれ68.2%、78.7%であった。
毒性も治療間で類似している。試験では「UFT+ロイコボリン」治療を受けた人の38.2%がグレード3または4の有害事象を経験し、「5-FU+ロイコボリン」治療を受けた人の37.8%がグレード3または4の有害事象を経験した。
【発表】
2006年5月1日
【試験名】
NSABP C-06
【原著】
J Clin Oncol. 2006;24:2059-64. [PubMed:16648506]