
既に1または2ラインの治療を受けている進行胃がんの人は「パクリタキセル」に「バルプロ酸 (デパケン)」の追加を選択しても生存期間の延長は期待しにくい。試験では「パクリタキセル」単独治療を受けた人の生存期間は9.8ヵ月であったのに対し、「パクリタキセル+デパケン」併用治療を受けた人の生存期間は8.7ヵ月であった。無増悪生存期間は単独治療を受けた人が4.5ヵ月、併用治療を受けた人が3.0ヵ月であった。
「デパケン」は「てんかん、躁うつ、片頭痛発作の発症抑制」に対する効能・効果が承認されている。
【発表】
2016年7月25日
【試験】
Phase 2
【原著】
Drug Des Devel Ther. 2016 Jul 25 [PubMed:27524882]