
治療の順番を考える場合、標準治療である「スーテント→アフィニトール」治療を選択するべき。「アフィニトール→スーテント」治療を選択すると、初回治療の無増悪生存期間は短縮する。
試験では、初回治療として「スーテント」を受けた人の無増悪生存期間は10.3ヵ月、「アフィニトール」治療を受けた人の無増悪生存期間は7.9ヵ月。「スーテント→アフィニトール」治療の無増悪生存期間は25.8ヵ月、生存期間は32.0ヵ月。「アフィニトール→スーテント」治療の無増悪生存期間は21.1ヵ月、生存期間は22.4ヵ月。
初回治療の主な有害事象は、口内炎、倦怠感、下痢。「アフィニトール」治療を受けた人ではそれぞれ53%、45%、38%の人が経験した。「スーテント」治療を受けた人ではそれぞれ57%、51%、57%の人が経験した。
【発表】
2014年7月21日
【試験名】
RECORD-3(Phase 2)〔NCT01108445〕
【原著】
J Clin Oncol. 2014;32:2765-72. [PubMed:25049330]
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