
全身治療が無効となった肝細胞がんの人は抗GPC3抗体「コドリツズマブ」治療を選択しても、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
試験では「コドリツズマブ」治療を受けた人の半数は2.6ヵ月以上増悪なく生存したが、「プラセボ」治療を受けた人の1.5ヵ月と統計学的に有意な差はなかった。「コドリツズマブ」治療を受けた人の生存期間は8.7ヵ月であり、「プラセボ」治療の10ヵ月と差はなかった。
【発表】
2016年4月13日
【試験】
Phase 2〔NCT01507168〕
【原著】
J Hepatol. 2016;65:289-95. [PubMed:27085251]