
手術ができる人は、「手術の前の化学療法を選択」することで、無イベント生存期間と生存期間は「手術の後の化学療法を選択」した場合と同程度で、有害事象の頻度が少ない。化学療法は「ドセタキセル+シスプラチン+5-FU」。
試験では化学療法を「術前」「術後」に受けた場合、無イベント生存期間はいずれも2.7ヵ月であった。生存期間は「術前」に受けた場合、4.3ヵ月で、術後に受けた場合、3.7ヵ月であった。
「術前」化学療法の方がより高用量の治療を受けられる可能性が高い。「術後」化学療法の方がより有害事象が現れる可能性が高い。
【発表】
2015年12月27日
【試験名】
sakk 43/99(Phase 3)
【原著】
Ann Oncol. 2016;27:668-73. [PubMed:26712905]