【HER2陽性肺がん(6ヵ月PFS)】ピロチニブ

HER2遺伝子増幅陽性非小細胞肺がんと診断された27名が「pan-HER阻害薬 ピロチニブ」治療を受けた結果、51.9%の人が6ヵ月後も増悪なく、生活できた。

一次治療として「ピロチニブ」治療を受けた人の無増悪生存期間は12.4カ月であった。EGFR-TKI加療後に進行した人では30.8%、脳転移を有する人の40%で奏効した。

ピロチニブ」治療を受けた人22.2%がグレード3の有害事象を経験した。主な有害事象は下痢(全グレード:92.6%、グレード3:7.4%)であった。

【発表】

2021年11月9日

【試験実施国】

中国

【原著】

Clin Cancer Res. 2022 ;28:461-467. [PubMed: 34753778]